補助金・負担金

市の公金である補助金のズサン極まりない実態を質す

2003年(平成15年)6月議会

16番(戸上幸子君) 私たち議員はさきの選挙で主権者である市民の審判を受け、その負託にこたえて向こう4年間の市政に携わることになりました。言うまでもなく、議会は地方自治法第6章の第89条から138条に至るまで、全50条にも及ぶ役割が付与され、議決権、予算修正権、検閲、検査権を持っております。市議選で、有権者は重大な責務を担う議会がその役割を発揮するよう切望しましたが、中でも、どの町々にも満ちていたのは鳥羽の改革を求める市民の声でした。
 そこで私は今回、鳥羽市政にとって不可欠な課題になっている行財政改革について質問をいたします。
 今議会では、まず行政改革は市職員の問題について、財政改革は税金の使途の補助金執行、この2つに絞って伺います。補助金の交付執行についてお聞きします。
 国の補助金適正化法の第3条「責務条項」は、「補助金が国民から徴収された貴重な税金で賄われることを特に留意し」とうたい、公正、誠実、効率的使用を義務づけております。本市の補助金等交付規則も同様の責務を掲げております。
 では、市の補助金交付事業は、法に即して適正に執行されているのか。次の点をお聞きします。
 1、鳥羽市の補助金等交付規則第11条は、補助事業実施後実績報告書の内容を審査し、適当と認めて後、補助金を交付するとうたっております。市長が特に必要があると認めるときに限って前渡しができますが、あくまでもそれは限定措置の範囲です。市はこの交付原則に即して執行をしておりますか。
 2、同規則の第10条は、補助事業完了後30日以内に実績報告書の提出を義務づけております。同項を守らず報告書を期限内に提出しない補助団体がありますか。
 もしあればその理由はどういうものですか。
 3、市は平成9年、補助金交付等に関する見直し指針を各課に通知しました。既に5年を経過しておりますが、改善できた点、なお残る問題点は何ですか。また、問題点が残っているのなら今後どのように改善をしていく方針ですか。
 以上、お答えください。

◎市長(井村均君)補助金の交付執行についてのご質問の1点目。
 補助金の前渡しの件につきましては、戸上議員もご承知のように補助金には奨励金、助成金等さまざまな種類がございます。その中でも、特に事業内容によりまして補助金受け入れ団体等にあっては年間を通しての人件費や他への負担金等年度当初より毎月の支払いもございます。また、イベントの実施などでは開催中に支払いが生じてまいります。このような事業等につきましては、特に前渡し等も必要と認めまして執行をいたしております。
 次に、2点目の実績報告書の期限内提出についてでございますが、現実に期限内には提出されていない団体もございます。特に総会、理事会等の決議が必要な団体につきましては、期限内に実績報告書の提出がなされていない場合が現状であります。
 次に、3点目の補助金交付等に関する見直し指針の関係でありますが、本市は平成9年3月、第2次鳥羽市行政改革大綱を策定し、その基本項目の一つである事務事業の見直しの重点項目のうち、補助金の見直しにつきまして、見直しの基準等を統一するため同年10月に見直し指針を作成しました。そして平成10年度から現在まで各課に精査をさせながら負担金や補助金の廃止及び減額等にもつなげてまいりました。しかし、これまで執行してきた補助金については、民生費や教育費などにおける個人に対する支援等には指針に盛り込んだ原則を無条件に適用することが困難なケースも考えられます。厳しい財政状況でもある今日でありますことから、行政改革を進める中で引き続き各担当課においてそれぞれの補助金について精査をさせ、議員ご指摘の補助金の申請手続も含め、補助金の受け入れ団体等とも十分な協議をし、補助金の見直しと適正化を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようにお願いをいたします。

16番(戸上幸子君) まず補助金の前渡し問題です。市長は、補助事業によっては前渡しをしなければならないところがあると、こういう答弁だけでしたね。再質問をしたいと思います。
 補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律があるのは、市長も財政課長もご承知のとおりと思います。この法は、補助金の額の確定をこうしなさいと定めております。補助事業の完了報告を受け、書類審査、現地調査で補助事業の成果が補助金交付決定の内容と条件に適合すると認めたとき補助金の額を決定する。つまり、事業をやって現地も見て、ちゃんとしていて初めて補助金は出しなさい、こういうことですね。一括前渡しなどというものはありません。血税である補助金を受けるということは、これほど厳格で厳密なことであるわけです。国の法律はそう言っております。
 では、鳥羽はそうなっているか。市のこの交付規則は、この前渡しを市長が認めた特別の場合としているわけですね。ところが、実際は有名無実で、既に補助金支出を完了している14年度を見てみますと、139の事業団体に総額2億8,856万1,000円の補助金を支給しておりますが、その多くは前渡しです。市長がおっしゃられたように特別な例でも何でもありません。
 一例を挙げれば、鳥羽志摩防犯協会。年間予算約500万円で、大半は人件費と広報の宣伝費です。市は129万円の補助金を支給しております。補助金交付申請書が7月4日に出て、市はその日に交付決定し、その日のうちに前期分64万9,000円を百五銀行鳥羽支店の普通口座に振り込んでおります、全くのフリーパスで。ここには補助金適正化法の趣旨はありません。
 そこで再度お聞きしますが、市長が認める特別な場合、この基準マニュアルは何なのか。当然厳密な審査が行われるはずですが、審査は一体だれがするのですか。
 次に、2点目の実績報告書の問題です。
 答弁は、その団体の総会や大会の承認を得て報告書が来るのでおくれると、こういう答弁でした。14年度で見ますと、報告書を期日までに提出しない団体は12あります。大会承認ということですけれども、自分の大会の承認云々よりも、市への報告期日厳守が先ではないのですか。市長のお考え、これ間違っているのではないですか。市が補助金の使用適否をきちっと見てオーケーを出して初めて大会報告になるのではないですか。違うんですか。全く逆の答弁を市長されましたですけども。これは逆です。いかがですか。
 次に、3点目の見直し指針問題です。
 いろいろカットの問題を言われたわけですけども、15年度は4月に予算決定されすべて途上ですので、結果の出ている14年度とそれ以前について検証をします。
 具体的にお聞きします。見直し指針は、補助金の必要性、必然性を吟味するとうたい、吟味の基準を2点上げております。一つは、事業費に対する補助率が総事業費の5%未満は一定期間置いて廃止するとなっております。譲与金または繰越金が助成額より多い場合、20%以上カットするとなっております。
 では、まず社団法人伊勢志摩労働者福祉協議会ですが、平成5年からこの10年間を調べましたら14年度まで毎年15万円ずつ補助金を交付しております。決算書によれば、収入は925万6,101円。繰越金にしている純利益が実に1,619万5,353円もあります。実に潤沢そのものです。補助率は2%で、先ほど言いました5%条項に該当します。また、剰余金も莫大にあります。にもかかわらず、例年どおり交付をしております。この団体は、共済活動や分譲住宅など多彩な事業活動を展開してもうけをしているような社団法人です。なぜ鳥羽市民の貴重な血税を毎年毎年出す必要があるのか。市民が納得するように説明をしていただきたいと思います。
 次に、もう1点指摘します。暴力追放鳥羽志摩地区市町民会議についてお聞きします。ここにも毎年40万円ずつ交付しております。年間収入は140万円で、全額市町村が分担する補助金です。事業計画書によれば、事業費が90万、会議費が10万、事務費10万で、必要額は合計110万円にすぎません。ところが毎年毎年必要額以上に140万円ずつ補助金を集めております。これが続いているため繰越金が123万5,372円にも膨れ上がっておるんです。事業計画で110万円しか必要ありませんと報告している団体に、どういう理由で140万円も補助してやらなければならないのか。その必要性、必然性をどう吟味したのかお答えください。
 指摘をしたのは二つですが、似た事例はほかにもあります。見直し指針は14年度まで店ざらしになっていたと言わざるを得ません。
 以上、聞いたことに対してきちんと答弁をいただきたいと思います。

◎財政課長(木田正治君) 戸上議員ご質問の補助金の件につきまして、一部私の方からお答えをさせていただきます。
 1点目の前渡しの件につきましてでございますけども、補助金に関しましては予算算定の前に各課への要望が補助団体からございます。その辺に関しまして、予算査定時には各課よりそれぞれの団体の実情も聞いて補助金の決定がされているところでございます。しかし、ご指摘のように前倒しが多いということもございますので、この件を含めまして補助金の交付規則等を今後見直してまいりたいと考えております。
 それから、2点目の実績報告書につきましては、議員ご指摘のとおりでございまして、各担当課におきまして今後補助金の見直しとあわせ対象団体とも協議をさせ、適正化を図ってまいりたいと考えております。
 それから、3点目の見直し指針による2団体のご指摘でありますけども、これの補助についてでございますけども、剰余金につきましてはご指摘にのとおりでございます。この2団体につきましては、労働者の福祉対策や地域の暴力団追放に対して各市町村とも連携をしながら進めているところの補助金でございまして、補助を現在しているところでございます。この辺も含めまして今後補助金の見直し、それから対象団体との協議、そういうことをする中で適正化を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げ、答弁といたします。

16番(戸上幸子君) 1点お伺いします。市長は改革、努力、検討を言われましたが、今回補助金問題を調べて一番大事だと感じたのは、補助金の査定がそれぞれの課の裁量になっていることです。先ほど取り上げた福祉協議会も15年度で15万円から12万円にした。一律の20%カットを機械的に当てはめただけです。決算報告書まで精査して吟味されていない。
 財政課に聞きましたが、財政課では140もある補助金の一つ一つを吟味するということはもうほぼ不可能だと、こう言っております。監査委員会がありますが、これまで監査するのは年に1回1団体か2団体でした。全体を手のひらに載せて吟味する特別の市民委員会が一番必要だと思います。何らかの吟味機関が必要だと考えます。
 それと監査委員、これまで私が指摘してきたこの補助金交付の問題、お聞きになっていてどういうご見解をお持ちか。何らかの対応策を検討なさっているのか。あればお聞かせをいただきたいと思います。
 そして、先ほど控室でも問題になったんですけれども、補助金のカットは、例えば敬老会20%カット、防犯灯の20%カットも問題になりました。こういうことではなくて、天下りなどの◯◯協会、こうしたことをきちっと審議することが大事だと考えます。
 以上です。

◎監査委員(清水久行君) ただいま戸上議員から監査委員の見解をというお求めでございます。
 随分たくさんの宿題をいただいておりますけども、ご指摘のこの財政援助団体等の補助事業、完了後30日以内に事業実績報告の提出が義務づけられていることにつきましては、確かにご指摘のとおりそういうふうなおくれていることが多くございますけれども、担当課にはそれらの総会終了後速やかに提出する旨を指示しております。
 なお、このことについては、定期監査等結果報告書の共通事項で書き添えております。
 また、本年度より地方自治法に基づき措置通知及び公表実施要綱を作成するよう事務局に指示をし、現在準備を進めているところであります。この要綱は、監査結果に基づく改善措置の報告、公表に係る事項であります。監査で改善などを指摘した事項について、指摘を受けた市長等がどのような改善措置を講じたかを報告し、その改善策を公表するものであります。これにより住民に対しても市長等が講じた改善策が明らかになり、より透明性が強まるものと期待しております。
 なお、この要綱は本年度7月から実施していきたいと考えております。
 本当に監査が生ぬるいんじゃないかという厳しいご指摘でございますけれども、さらに厳しく執務してまいりますのでご協力とご理解を申し上げ、答弁とさせていただきます。

勤労者福祉協議会への補助金

2004年(平成16年)3月議会

16番(戸上幸子君) 伊勢・鳥羽・度会地域中小企業勤労者福祉サービスセンター負担金についてお聞きいたします。
 鳥羽の勤労者の圧倒的多数は中小企業で働く人たちです。不況下、福利厚生事業の充実はますます必要とされております。平成16年度予算に204万円を計上しておりますが、この負担額に見合うだけの鳥羽の勤労者サービスが確保できていますか、お答えください。

◎商工観光課長(山本実君) 戸上議員ご質疑のうち、議案第1号、平成16年度鳥羽市一般会計予算、歳出、款6商工費、項1商工費、目2商工振興費、伊勢・鳥羽・度会地域中小企業勤労者福祉サービスセンター負担金についてお答えをさせていただきます。
 勤労者への福利厚生制度は、大企業の企業内制度の確立に比べて、中小企業では経費負担や単独での効果が得にくい問題などもあって、その格差は拡大しつつあるのが現状ではないかと思っております。福利厚生制度の立ちおくれは、労働力の確保や企業活力にもマイナスの影響を与えることになります。特に、鳥羽・伊勢・度会地域に所在する事業所の大多数が中小企業であることから、平成11年4月に国・県の支援を受けながら、伊勢、鳥羽、二見など6市町村の広域で社団法人のセンターを立ち上げ、中小企業の事業主、従業員、行政の3者が相互に協力し合うことで福利厚生の充実を図ってまいったところでございます。
 制度的には、健康診断や人間ドック受診者への一部補助など、健康維持増進事業、結婚、出産、入学時の祝い金、疾病、傷害、火災の見舞金など生活の安定事業、パソコン教室など自己啓発事業のほか、余暇活動事業、老後生活の安定事業、財産形成事業などを実施しております。現在の加入者総数は3,147名でございます。本市の加入者は223人でございまして、平成15年度は2月末までに延べ1,150回の利用をいたしております。また、この制度を使って市内の旅館、ホテル、観光施設を利用するために鳥羽を訪れた加入者は1,774人あります。勤労者の福利面と市内産業の活性化の両面に効果が出ていると考えております。
 今後も、新規加入者の勧誘に努めていくことが必要でございますが、平成16年度で予算計上させていただきました204万円に見合う勤労者サービスを行っていると考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

16番(戸上幸子君)中小企業勤労者福祉サービスの問題です。
 私の手元に平成14年度の実績報告書があります。鳥羽市の会員は月ごとに変動がありますが、先ほども答弁ありましたように、おおむね220人から240人程度です。どんなサービス、給付を受けたかを見てみますと、結婚祝い金や死亡、疾病見舞金など共済が34人で31万4,000円、健康診断などが28人で3万2,000円、レクリエーション事業が154人で13万9,511円など、総計で98万239円になっております。勤労者が得たサービス、つまり受益額は98万円にすぎないのに、市は185万2,000円を支出しているわけです。つまり、市の支出の半分以下しか鳥羽の勤労者には還付されていないということになりますが、費用対効果から見て問題があるように思いますが、担当課としてはいかがでしょうか。

◎商工観光課長(山本実君) 戸上議員の2回目のご質疑にお答えをさせていただきます。
 費用対効果をどう考えるかということでございますけれども、現在、本年2月末での鳥羽の加入者数でございますが、比率で事業所で2.5%、従業員数では2%というふうになっております。事業形態が異なります市を比較するというのは一概にはできないわけですが、伊勢市では事業所数で4.6%、従業員数では4.3%というふうになっております。
 現在、勤労者に対する福利厚生でのメニューについては十分いいメニューがあるのかなというふうに思っております。今回の予算と費用対効果の面につきましては、あとこれから新規事業者をどれだけ勧誘をしていくのか、この制度を受けられる人たちをどれだけふやしていくのかというのが大きな課題になるだろうというふうに思っております。ただ、非常に厳しい経済状況の中で、事業者として入っていただかないといけないということもございまして、事業者と、それからそこで働いている人たちの両方の理解を得ながら勧誘をしていく必要があるというふうに思っております。
 それともう1点、勤労福祉の面と同時に、先ほども少し話をさせていただきましたけれども、三重県内でこの制度を使っている人たちが鳥羽の施設に来ていただく、そういう別の面での経済効果というのがもう一方で生まれてくるのではないかというふうに思っておりますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。

16番(戸上幸子君)この制度は、手厚い福利厚生事業のある公務員や大企業などに比べて余りにも貧弱だと思います。市の負担は、加盟勤労者1人当たりわずか8,267円にすぎません。もっともっとPRなどの研究の余地があると思いますが、その点でぜひ努力を続けていただきたいと思います。

外郭団体への不当な負担金支出を質す

2004年(平成16年)3月議会

16番(戸上幸子君) 一般質問を行います。
 市長は、今議会の施政方針で、行財政全般にわたって改革を進めなければ鳥羽の困難は乗り切れない。そのために思い切ったコスト削減をする決意だと述べられました。私も同感です。全課を挙げてやると課の具体策にまで異例の言及をしました。では、果たして実態はそうなっているのか。
 まず、第1点。市の外郭団体等への負担金支出についてお聞きいたします。
 本市の負担金支出はほぼ毎年3億円あります。このうち、約半分の1億5,000万円が漁港等の事業費負担金、あと半分が外郭団体など諸団体で1億5,000万円。うち約1億円は開発公社、鳥羽志勢広域連合などの負担金です。残る5,000万円が何々会、何々連盟、何々センターなどと称する外郭団体への負担金になっています。一体これらはどれだけの数があるのか、情報公開ですべての団体の資料を開示してもらいました。総枚数2,415枚あります。
 団体数では、平成13年度236団体、14年度244団体、15年度233団体、年によって10前後ふえたり減ったりしますが、230から40もの団体が群がっております。これらに出している5,000万円、すべて一般財源、私たち市民の税金です。必要な外郭団体ももちろんあります。しかし、国でもそうですが、官僚の天下りのための団体、不明瞭でむだ遣いの多い団体が多いことも事実です。厳しい財政運営の中で、公金を支出する以上、それにふさわしいのかどうか、本市の外郭団体についても一つ一つ吟味検証を加えるのは議会として当然の役目です。市当局は実績等を精査して、支出をしてきたとしています。
 では、次の団体、負担金支出はどのように精査されたのか、6点伺います。
 1点目。市のいう精査の基準は何ですか。補助金交付規則のように市としてのっとるべき公的支出規則、規程がありますか。
 2点目。情報公開で市が開示した240団体中、67団体は実績報告書を提出していません。にもかかわらず、負担金を削除したのはわずか1団体。全国官公庁野球連盟のみです。51団体は前年同額を支出し、中には増額支出したものさえ4団体もあります。実績報告もなしにどう実績等を精査できたのですか。
 3点目。全国議長会、東海議長会、三重県議長会のように同様趣旨の3団体に支出を重ねる事例が8例。日本国民年金協議会、三重県国民年金協議会のごとく、同様2団体が13例あります。これらは、大会、総会のたびに会費とは別に参加費、旅費が要るなど、節減を検討して当然の団体ですが、市として改善意見を積極具申しているのですか。
 4点目。県漁港協会の決算書によれば、平成13年度、会員から867万円の会費を集め、うち210万円を北九州市での漁港大会参加費として支出しています。翌14年度は150万円を福井県武生市での大会参加費と予算計上しております。ところが、別途13年度は参加者1人当たり9万円、14年度は6万円の大会参加負担金を徴収しております。本市も職員を出張扱いで参加させ、全額公費支出していますが、この公費の使途は何ですか。具体的にお答えください。
 5点目。通常会費以外に特別会費と称し、公共事業の補助事業費に一律のパーセントを課して強制徴収する外郭団体が横行しております。農林課、都市計画課、環境課、建設課、水産漁港課にまたがる15の団体で、その合計額は228万円にも上ります。公費のピンはねとも言うべきで、何の正当性もないにもかかわらず、市は容認して支出を続けております。なぜ黙認しているのですか。支出の根拠法令があるのですか。あるのなら、ご説明ください。
 6点目。今、北海道ほか各地で医療団体、大学病院などに対する自治体からの寄附が問題になっております。本市も志摩医師会、歯科医師会へ年431万円の助成金を支出し、この10年間でその総額は、実に3,847万円です。この助成額は一体どのように算出されたものですか。負担金、助成金といいますが、事実上の寄附金ではないのですか、お答えください。
 外郭団体等への負担金支出がこれでいいのか。ゼロベースから再検討し、118件を廃止、見直した豊橋市など全国で改革が本格化しております。三重県も外郭団体改革2001、団体別行動計画を実行しているところです。本市も国、県待ちでなく、市としての改革姿勢が当然必要ですが、どのように改革をしていくつもりですか、お答えください。

◎助役(森下幸穂君) 戸上議員のご質問にお答えします。
 第1問目の外郭団体等への負担金支出の妥当性についてでございますが、議員ご承知のように、負担金につきましては法令または契約等によって地方公共団体が負担することとなるものであります。
 特定の事業について、財政政策上またはその見地からその事業等に要する経費負担割合が定められているときは、その負担区分により負担する場合や国と地方公共団体との間や地方公共団体相互間に見られる負担関係のほか、地方公共団体がそれぞれの政策目的に合わせ、構成して実施する事業では、その各種団体の必要経費に充てるため、構成団体により取り決められた経費を負担しております。
 ご質問の市のいう精査の基準は何かでございますが、それぞれの事業が目的のある事業であることから、各種団体が目的、趣旨に沿って事業を行われていることを確認することが精査であると考えておりますし、それは日々の情報提供や総会、会議等に出席する中で確認をいたしております。
 また、会費以外の参加費、旅費の件でございますが、会費は構成した各種団体の事業経費として各地方公共団体が会則により負担するものであり、参加費、旅費につきましては、大会、総会等へ出席するための各地方公共団体それぞれの経費であります。
 県漁港協会への会費及び大会参加負担金も同様でありまして、構成している地方公共団体等が同協会の事業として全国大会への参加を決定し、大会参加のための必要経費について目的地において集団で行動する経費や参加する各団体等の参加負担金を軽減するため、同協会が事業費用として支出をしたものであります。
 そして、任意の各種団体を地方公共団体が構成している事業については、その団体の会則により、全体負担割合を構成団体の平等割や公共事業の補助事業費等による事業費割などで負担することを決定しており、これにより、負担しているものでございまして、正当なものと位置づけをしております。
 それから、志摩医師会、歯科医師会への負担につきましては、老人保健制度が創設された際、制度を円滑に推進するため設けられたもので、本市と志摩5町が負担しており、算定方法といたしましては、老人医療受給者数から年間の受診件数を割り出し、1件当たり100円を乗じた金額を負担金として志摩郡町村会へ負担をしております。
 次に、2点目の負担金の見直し計画についてでございますが、行政改革を進める中で事務事業の見直しの一つとして検討してまいりたいと、このように考えております。
 よろしくご理解をお願いし、答弁といたします。

16番(戸上幸子君)
漁港大会なんかの問題の答弁がありません。
◎助役(森下幸穂君) 漁港大会の件につきましては、県漁港協会への会費及び大会参加負担金という形の中で答弁をいたしております。ご理解を賜りたいと思います。

16番(戸上幸子君)◆16番(戸上幸子君) 再度質問をいたします。
 まず、負担金の問題です。精査、実績報告なしでなぜ精査できたのかということを聞きました。
 外郭団体は目的に沿ってつくられたものであり、その大会に参加する中で確認していると、このような答弁でした。この公費支出には厳格な規程があるわけです。参加して、目で見て確認してくればいいということではありません。鳥羽市の会計規則第35条、市長が支出命令を出す九つの決めがあります。必要な書類の整備もその一つです。市長から各課長あての予算編成についての通知では、負担金について実績等を精査してと指示しております。自治体は法務主義であるということとともに、すべて文書決裁です。いろいろ助役答弁しましたけれども、実績報告書もなしになぜ精査できるのか。できるわけがないでしょう。
 問題は、実績報告書がない67団体だけではありません。そもそも事業計画書のないものですよ、59団体あります。予算書がないもの、信じられないんですけれども、54団体あります。決算書のないものも35団体です。全部ない、何もない団体にすら出しているんです。フリーパスです。全部そろっているのは119団体、半分にすぎません。極めてずさんな公金支出態度と言わなければなりません。先ほどのでは答弁になっていないでしょう。
 そこで、2問目は収入役にお聞きしたいと思います。地方自治法第232条の第4項は、市長からの支出命令を受けた場合においても、収入役は当該支出が法令に違反していないことを確認した上でなければ支出をすることができないとあります。事業計画も予算書も決算書も実績報告書もないような、いわば、自治体法務からすれば幽霊のような団体への公金支出は、市の会計規則を逸脱しているのではありませんか。収入役のご見解いかがでしょうか。
 次に、漁港大会の参加問題です。使途については、全く答弁がありませんでした。水産漁港課が提出した平成14年度の資料があります。第54回大会のこれですけれども、これを見れば、大会日は10月17日の午前中2時間だけでした。ところが、日程は16日水曜日から18日金曜日までの3日間。大会会場は福井県のサンドーム福井。宿泊は1泊目が芦原温泉、2泊目が山代温泉、1日目は鳥羽を10時前に出発。敦賀で昼食。東尋坊を観光して、4時に芦原温泉到着、温泉につかって6時から宴会。2日目は午前中だけ正味2時間弱の大会に出て、1時50分から2時半まで40分だけ越前漁港を見て、4時10分にはもう山代温泉に到着。3日目は山代温泉を朝ゆっくり9時に出発して、飛騨白川村で昼食して、夕方6時半に鳥羽駅着と、こういうことです。
 費用はどうか。県漁港協会の事務局は、県庁の水産基盤整備チームが担当しております。県漁港協会がバス代などの旅費や経費150万円を支出します。大会運営費は参加者から別途1人8,000円を徴収します。参加費1人6万円で、ここから大会参加費8,000円を引きますと旅館代、宴会などで5万2,000円、1泊2万6,000円です。これでも14年はまだ一番安い年。平成12年は佐渡の月岡温泉と八幡温泉で1人9万5,000円。13年は福岡、古湯温泉で9万円。去年は福岡、虹の松原でこれも9万円。当時の市の規定1万3,100円の3倍にもなっておりますよ。しかも、大会はすべて平日開催で、職員は出張扱いです。旅行命令請求書を見ますと、3日分の日当7,800円まで出ております。大会参加と視察研修の名目ですが、3日間のうち、大会は2時間、視察は40分、実態は公費による市役所幹部の観光慰安旅行ではないですか。
 鳥羽市の財政困窮は何年も前から叫ばれ続けているのに、毎年毎年平然と繰り返しております。もうその感覚が私にはわかりません。こんな実態がまかり通っていて、納税者である市民に説明がつきますか、市長。いかがですか。
 次に、特別会費のピンはねの問題です。法的には問題でないかのような答弁をしました。
 では、事実を紹介したいと思います。まず、県道路協会です。鳥羽市の通常会費は3万円です。特別会費は100万円。国と県の道路補助金の総額に1,000分の7を掛けます。頭打ちが100万円です。14年度は15%値引きで鳥羽市は88万円でした。県の森林協会、林道、治山、林地崩壊防止に対し、工事費が1,000万円までが1,000分の7、2,000万円までが3、鳥羽は通常会費1万円、特別会費は10万円です。県港湾協会に至っては、事業費分割割とあるだけで算出明細なしで70万円です。
 漁港協会は市からだけでなく、各漁協からも補助事業会費を取り、菅島40万円、答志37万円など、鳥羽の9漁協から149万円もピンはねをしております。事業補助金はすべて国民の血税です。どの事業をどれだけ実施しようと自治体の裁量ではありませんか。外郭団体が補助金に定率を掛けて特別会費と称して請求するものに、なぜ行政が従って、市民の公金を出してやらなければならないのか。おかしいではありませんか。こんな癒着構造はきっぱり是正すべきではないですか。市長、どうですか。
 次に、医師会、歯科医師会の問題です。老人保健制度のスタートによるものだ、問題ないという答弁でした。こんなに厳しい財政状況にある鳥羽市が、なぜ財力豊かな医師の自主団体に高額な助成をしなければならないのか、今の答弁では全く説明になっておりません。法の精神にも反しますし、第一、不況で苦しむ納税者の支持共感を得られるでしょうか。しかも、この431万円の算出は正当性のあるものではありません。70歳以上と寝たきりの鳥羽市民の総数3,991人、そのうち90%が受診すると仮定して、しかもその全員が年間通して毎月1回通院する。それを積算して4万3,092円とはじき、これに100円を掛けているんです。こうして出てきた数字が負担金431万円の根拠です。
 課長に尋ねますが、この算定根拠数字4万3,092人、実際に毎月1回以上、志摩医師会、歯科医師会の病院にかかっている該当者は何人ですか。本当の数字をご答弁ください。

◎助役(森下幸穂君) 戸上議員の2回目の質問にお答えいたします。
 具体的に県道路協会、県森林協会、港湾協会、漁港協会についてご指摘をいただいたわけでございますが、それぞれ協会の会則にのっとり、事業費割が決められております。その会則に従って負担金を納めておりますのでご理解をいただきたいと思いますが、例えば、県道路協会につきまして、県下69、今、69じゃないんですけど、69市町村で構成をしております。道路整備の促進ということで、バリアフリーあるいは地震防災対策としての道路整備、交通安全、そういった面で安心、安全な市民、町村民、県民のためのまちづくりを推進するために予算の獲得活動を中心に省庁への要請を行っておるわけでございますが、それぞれ森林、港湾、漁港につきましても、道路協会同様市民の生活をより高めるために県下各市町村が集まって協会を構成し、行動しておるということでご理解をいただきたいと思います。ただ、事業精査をより確かなものにしていくため、事業実績報告、決算報告がない団体に対しましては、強く厳しく報告を求めてまいります。
 このように考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いいたしまして、答弁にかえさせていただきます。
◎収入役(中村哲哉君) 戸上議員の支出の確認事務についてのご質問にお答えをいたします。
 議員ご承知の支出の事務につきましては、支出負担行為、支出決定、支出命令、そして支出支払いまでの一連の支出の手続が必要でございます。
 また、組織といたしましては、予算の執行の段階であります先ほど申し上げました支出負担行為から支出命令までの事務を所掌します支出命令機関と支出支払い事務を所掌します支出執行機関に区分されますが、市長が経費を支出しようとするときには、先ほど戸上議員がおっしゃいましたように会計規則の第35条1項の各事項を調査して、支出票により支出の決定を行い、支出命令を私に命令を発しなければならないというふうになっております。その反対に、私も市長からの支出命令を受けて支出を行うに当たりましては、これは会計規則の第36条になるわけでございますけれども、支出行為が法令や予算に違反していないか等を審査確認するようになっております。
 ご指摘の当市が構成員、会員となっております各種団体の運営費等を負担する、いわゆる任意的負担金につきましても、支出票の審査確認をした後に支払い決定を行っております。この負担金の具体的な審査方法といたしましては、支出命令書と請求書の金額の一致、請求書に検収職員の押印があるかの確認をいたして支出をいたしております。
 よろしくご理解を賜りまして、答弁とさせていただきます。
◎水産漁港課長(浜口光寿君) 戸上議員の再度のご質問にお答えいたします。
 三重県漁港協会は、三重県における漁港の整備、漁業の活性を図り、もって本県の漁業振興を期することを目的として、正会員と賛助会員をもって組織されたものでございます。正会員は本会の趣旨に賛同し、漁港指定されている地方公共団体23市町村並びに関係漁業協同組合67漁協と賛助会員として三重県漁業協同組合連合会など4団体で構成しております。議員ご指摘の三重県漁港協会の13年度の会費の決算額は867万円、また、14年度は530万円でございます。この会費の中から漁港大会参加者の公平性を保つため、漁港大会参加視察費を総会で決議し、参加者の負担を軽減しております。
 なお、平成13年度までは関東、東海地区漁港大会、全国漁港大会と年2回開催されてきましたけれども、平成14年度までに全国的な漁業協同組合の再編が進んだことで、関東東海地区漁港大会の規模の縮小が検討され、事務局のみの参加となり、経費の節減を図ってきたところでございます。平成13年度に三重県漁港協会が支出した漁港大会参加費210万円は参加費の負担軽減の措置で、参加負担金と合算し、現地までの交通費、宿泊費、バス借り上げ経費、大会参加費等であると認識しております。市内の漁港指定を受けている漁協からも多数参加し、漁港事業推進と各県の漁港施設を視察することで、漁業者ともども見聞を広めてきたところでございます。
 今後、一層の経費節減については協会に提案してまいりたいと考えますので、よろしくお願いをいたします。

16番(戸上幸子君) 3回目の質問を行います。
 負担金の問題と自衛隊の事故について絞ります。
 まず、負担金問題ですが、漁港の課長の方から漁港協会の趣旨とか、いろいろありました。問題は、公費を使って温泉2泊、視察自体は40分、そういうものがその趣旨に沿っているのかどうか。しかも、そこには公費を出していると。それに対して、きちっとした改善をしなくちゃいけない。そういうことを言ったわけです。
 こういうまじめな団体もあることを紹介しておきたいと思います。伊勢検察審査協会です。本市も会員で会費3万円を払っております。5月21日に第48回全国検察審査協会連合会定期総会を開催しております。場所は大津琵琶湖グランドホテル。1月には鳥羽のなか平さんで新年会も開いております。両方とも自費です。公費は1円も使っておりません。
 今回、水産漁港課を取り上げましたが、似たような事例はほかの課にもあります。調査の段階で指摘をしましたので、今その席で胸の痛い課長さんもいるだろうと思います。改善するよう指摘しておきたいと思います。
 次に、医師会、歯科医師会の431万円の問題です。課長の答弁で、実際の数字はわからないと、こういう答弁だったわけです。公金を支出するのは、地方自治法、地方財政法に基づいたものでなくてはならないわけですけれども、そのきちんとした数字もわからないままに支出をするということは、この法に違反しているのではないかと思います。市長は、本議会の所信表明で厳しい財政状況を指摘されましたが、必死の思いで市税を納めている市民感情からしても、こんな実態は当然改革の対象と考えますが、いかがですか。
 負担金の問題については、時間がないので6点だけにしましたが、このほかにもとんでもない実態はまだまだあります。消耗品費30万円、食糧費40万円、そして印刷製本費50万円など、あり得ないぽっきり支出額を平然と決算書に書いている団体もありました。私たちの税金です。収入の3倍、10倍の繰越金を計上している団体もあります。また、3億円のうち、1億円が人件費という典型的な天下り団体もありました。
 不必要な団体は少なくとも60以上あります。米子市では法令外負担金の整理、合理化を開始しています。どんどん全国で改革が進んでいるわけですね、冒頭紹介しましたように。県内の名張市でも、市独自の行革断行として県の都市土木課長会議、これを脱退しました。鳥羽市はまだ入っております。こういう勇気ある行革を推進している県内の自治体もあるんです。また、三重県を初め、各県でこういう外郭団体の見直し、もう着手しております。着々と進んでおります。鳥羽は余りにもこうした負担金問題について、これまでずるずるではなかったのでしょうか。そして、各市がやっているようにすべて一たんゼロにし、市民公募と専門家による特別委員会を設置し、必要性を検証することが必要ではないかと思います。各県、各市はそうやっております。市長の見解をこの点でも伺っておきたいと思います。
 また、監査委員さんにも、今後厳正な監査を要望しておきたいと思います。

◎市長(井村均君) 戸上議員の3回目の質問にお答えをします。
 医師会、歯科医師会の補助金の問題でありますが、老人保健法ができた当初、双方がいろいろと話し合いをしたようです。そして、当時、私どもの志摩鳥羽には、鵜方に県立の病院があるとはいえ、大多数は民間のお医者さんにお願いをしてきた経緯がありますので、その医師会の皆さん方といろいろと話し合いをした中から、補助金を出すというふうな形になったものだと認識をしております。
 過日、鳥羽市と志摩5町の首長で医師会、歯科医師会の代表の皆さんとお会いし、私どもとしては補助金をうんと下げてほしいという申し入れをいたしました。しかし、設立当初のいろいろな事情があるんであろうと思います。今後厳しい応答をしなければならないと覚悟をしております。
 老人数が当初1人100円という形で計算をしていたという部分、老人数が非常にふえたということでの大きな負担になっております。今後、改善をするために首長会で議題として上げていきます。
 それから、いろいろな負担金等の問題でありますが、当然見直しをやらなければならないということで、いろいろと精査をしながら徐々にできる部分から見直しをしていきたいと思っております。

補助金、負担金支出は正当か

2004年(平成16年)12月議会

16番(戸上幸子君) 質疑を行います。
 認定第2号、平成15年度鳥羽市一般会計決算について、2点質疑します。
 まず、第1点、自治会連合会研修費、人権施策推進団体支援事業、南勢家畜防疫協議会、県発明協会、それぞれの負担金、補助金について、規則がうたう目的、公正・効率的使用、福祉への寄与、市行政への貢献がどのようにあったのか、具体的にお答えください。

◎市民課長(中田隆光君) 戸上議員ご質疑の認定第2号、平成15年度鳥羽市一般会計決算についての1問目、決算明細書各節にわたる次の負担金及び交付金について地方財政法、市補助金交付規則にのっとって交付し、目的に沿い、公正かつ効果的に使用されたか。市民の福祉にどのように寄与し、市行政に貢献したかのうち、1点目、自治会連合会研修費についてと2点目、人権施策推進団体支援事業についてお答えいたします。
 1点目の自治会連合会研修費についてでございますが、自治会連合会の研修先の選定につきましては、その時々の市の現況を見ながら、役員会で決められております。15年度につきましては、し尿処理施設建設問題を取り上げ、静岡県浜岡町の東遠衛生センターを、また、まちづくり問題の観点から三島市の街中がせせらぎ事業を見てまいりました。東遠衛生センターは、平成13年3月に完成し、1日にし尿195キロリットル、生ごみ200キログラムを処理し、生ごみについては発酵処理し、肥料にしております。処理水は色、におい等もなく、漁業補償問題等は起きていないとのことでありました。
 また、三島市の街中がせせらぎでは、源兵衛川を見てまいりましたが、この川、以前は悪臭を放つどぶ川状態であったのが、今ではきれいになり、遊歩道がつけられ、市民や観光客、視察者が多数訪れ、子供たちの水遊びの場でもあるということです。この研修で得られたものは、その後、いろいろな場で生かされており、後に成果としてあらわれてくるものとを思っているところでございます。
 次に、2点目、人権施策推進団体支援事業についてでございますが、鳥羽市人権施策基本方針に基づき、人権施策について市民と協働して推進していくために、市内の団体が実施する人権施策の推進に要する経費について、当該団体に対して鳥羽市補助金交付規則及び鳥羽市人権施策推進関係団体補助金交付要綱の定めるところにより、予算の範囲内で補助金を交付しました。平成15年5月16日号の「広報とば」へ募集案内をし、事業計画書等の提出期限を6月30日としたところ、平成15年6月30日付、部落解放同盟杉ヶ瀬支部長より補助金交付申請が提出され、内容を審査したところ、適当と認められたので、平成15年7月30日付で交付金30万円で交付決定を行いました。
 対象経費は会員の資質の向上、啓発、調査研究、連絡調整、その他当該団体の運営に必要な経費で、報償費、旅費、需用費、役務費、使用料及び賃借料、その他経費と前述の要綱に定めがあり、この補助金の対象となる経費は、支部運営事業費のうちの運動費に係る実費旅費で、大会費、中央行動費、県内行動費となります。主たるものは、部落解放人権政策確立要求中央集会、部落解放研究第37回全国集会、第18回人権啓発研究集会であります。部落解放同盟杉ヶ瀬支部は市内唯一の部落解放運動団体であり、鳥羽市における部落差別を初め、あらゆる差別撤廃に関する条例にあります部落差別を初め、あらゆる差別をなくし、人権尊重都市の実現に寄与することを目的としております。
 以上、答弁とさせていただきます。
◎市民課長(中田隆光君) 戸上議員ご質疑の認定第2号、平成15年度鳥羽市一般会計決算についての1問目、決算明細書各節にわたる次の負担金及び交付金について地方財政法、市補助金交付規則にのっとって交付し、目的に沿い、公正かつ効果的に使用されたか。市民の福祉にどのように寄与し、市行政に貢献したかのうち、1点目、自治会連合会研修費についてと2点目、人権施策推進団体支援事業についてお答えいたします。
 1点目の自治会連合会研修費についてでございますが、自治会連合会の研修先の選定につきましては、その時々の市の現況を見ながら、役員会で決められております。15年度につきましては、し尿処理施設建設問題を取り上げ、静岡県浜岡町の東遠衛生センターを、また、まちづくり問題の観点から三島市の街中がせせらぎ事業を見てまいりました。東遠衛生センターは、平成13年3月に完成し、1日にし尿195キロリットル、生ごみ200キログラムを処理し、生ごみについては発酵処理し、肥料にしております。処理水は色、におい等もなく、漁業補償問題等は起きていないとのことでありました。
 また、三島市の街中がせせらぎでは、源兵衛川を見てまいりましたが、この川、以前は悪臭を放つどぶ川状態であったのが、今ではきれいになり、遊歩道がつけられ、市民や観光客、視察者が多数訪れ、子供たちの水遊びの場でもあるということです。この研修で得られたものは、その後、いろいろな場で生かされており、後に成果としてあらわれてくるものとを思っているところでございます。
 次に、2点目、人権施策推進団体支援事業についてでございますが、鳥羽市人権施策基本方針に基づき、人権施策について市民と協働して推進していくために、市内の団体が実施する人権施策の推進に要する経費について、当該団体に対して鳥羽市補助金交付規則及び鳥羽市人権施策推進関係団体補助金交付要綱の定めるところにより、予算の範囲内で補助金を交付しました。平成15年5月16日号の「広報とば」へ募集案内をし、事業計画書等の提出期限を6月30日としたところ、平成15年6月30日付、部落解放同盟杉ヶ瀬支部長より補助金交付申請が提出され、内容を審査したところ、適当と認められたので、平成15年7月30日付で交付金30万円で交付決定を行いました。
 対象経費は会員の資質の向上、啓発、調査研究、連絡調整、その他当該団体の運営に必要な経費で、報償費、旅費、需用費、役務費、使用料及び賃借料、その他経費と前述の要綱に定めがあり、この補助金の対象となる経費は、支部運営事業費のうちの運動費に係る実費旅費で、大会費、中央行動費、県内行動費となります。主たるものは、部落解放人権政策確立要求中央集会、部落解放研究第37回全国集会、第18回人権啓発研究集会であります。部落解放同盟杉ヶ瀬支部は市内唯一の部落解放運動団体であり、鳥羽市における部落差別を初め、あらゆる差別撤廃に関する条例にあります部落差別を初め、あらゆる差別をなくし、人権尊重都市の実現に寄与することを目的としております。
 以上、答弁とさせていただきます。
◎商工観光課長(山本実君) 戸上議員ご質疑のうち、発明協会三重県支部負担金、三重県勤労者信用基金出捐金、観光報償費についてお答えをさせていただきます。
 まず、1問目の商工振興費における社団法人発明協会三重支部負担金1万円につきましては、平成15年11月7日から9日に、津市で実施されました第32回三重県発明工夫展に対する負担金でございまして、県内から214点の応募があり、本市からは4点の出品がされております。応募作品の大半は児童・生徒ですが、子供たちの創意、工夫、新しいものをつくり出していく感性を高めるという点で一定の成果を上げていると考えております。
 続きまして、2問目の県勤労者信用基金協会出捐金について、協会解散の経緯、市出捐金の総額はどれだけかとのことでございますが、財団法人三重県勤労者信用基金協会は、現在県内の全市町村が加盟をいたしておりまして、県内で働く勤労者の住宅融資、福祉関連融資などの借り入れを信用保証する機関として昭和44年に設立され、今日に至っております。既に新聞等でも報道がされておりますように、国内経済の低迷も大きく影響をして、平成8年度ごろから自己破産などによる代位弁済額がふえ始め、平成12年度には経営改善検討委員会を設置して経営改善計画を策定をいたしましたが、その後も自己破産、多重債務者などが増加を続けたことから、これ以上の経営改善は困難であり、債務超過に陥る前に処理が必要であると判断をし、平成15年11月の理事会で平成16年度における県、市町村からの出捐金は停止することを確認いたしております。
 現在は、12月下旬に理事会及び評議員会を開催し、平成17年3月末をもって清算結了の予定で、解散及び清算業務に向けた作業が進められているところでございます。
 また、本市における平成15年度決算の出捐金はご指摘のように43万4,000円でございまして、これまでの累計では842万1,000円となっております。
 次に、観光費におけるミス伊勢志摩報償の目的についてでございますが、平成15年度におきましては、ミス伊勢志摩を授賞された方々に記念品としてトロフィーを6名分、2万5,300円を支出させていただいております。ミス伊勢志摩は毎年9月に民間団体が公募をするものでございますが、年間を通じて伊勢志摩地域を県内外に広く紹介をする観光大使としての役割を果たしていただいております。
 よろしくご理解をたまわりますようお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。

16番(戸上幸子君)まず、一般会計の補助金、負担金の問題です。
 まず、自治会連合会の研修費ですが、名目は視察研修なわけですけれども、1泊2日で何時間か視察地を含んではいるものの、毎年行き先は温泉地なわけです。15年度は伊豆の修善寺温泉、14年度は福井の芦原温泉、もちろんこれは連合会が決めていることで、日ごろご苦労されている自治会長さんたちがそういうことであれば、それはそれでその連合会の考えだと思うんです。しかし、ここになぜ課長と職員が毎年2人、出張扱いで参加するのか。その経費として自治会連合会へわざわざ研修費負担金の名目で2万円を計上しております。日程はウイークデー2日です。行革の問題もいろいろ議論されてきた議会ではありますが、一体、公務を割いてまで同行しなければならない必要性、理由は何なんですか。
 次に、人権施策の推進事業補助金です。決算成果説明書を見ますと、人権団体補助金として「広報とば」で補助金希望団体を募ったが、結局解同だけだったので、30万円交付したということになっております。補助金交付規則は、事業枠配分を認めていません。補助金交付を要望する団体ごとの審査を義務づけております。つまり、補助金を求める団体が交付申請書、予算決算書、実績報告書、支出明細書を提出し、それを吟味してオーケーとなったら市長が交付決定するということになっております。ところが交付枠を初めに30万円と枠決定し、団体数によって補助金額を割り振るというのが、この人権補助金です。これは、交付規則違反ではありませんか。
 次に、南勢家畜防疫協会です。これ、毎年負担をしながら鳥羽市の実績、もう14年度、15年度もゼロ、何もありません。かろうじて指導活動費として上げているのがハエ取り紙の各農家配付、14年度はハエ取り紙と長靴2足ずつの配付でした。一体こんなものに市の公金を使う必要があるんですか。各農家が自前で購入すべきものではないのですか。17年度から廃止をしたいというふうに答弁しましたが、長年、こんな支出を続けてきたこと自体、本当にあきれます。
 次に、発明協会の問題です。正式名称は先ほど答弁にもありましたが、社団法人発明協会三重県支部というところです。これは、特許庁主管の社団法人で、理事長は元特許庁長官の吉田文毅氏という方です。14年、15年の2年間に人件費を水増しして、国の交付金1億5,000万円を不正受給しているという団体です。10月に新聞でも大きく報道されました。こういう団体であることを市は認識していたのですか。これからも負担金支出を続けるつもりですか。お答えをいただきたいと思います。
 次に商工振興費です。まず、県勤労者信用基金協会出捐金の問題です。経営が破綻し、本市の出捐金842万円が後始末で消えることになります。なぜ、こうなったか。県の担当者は融資の審査も形式に終始し、ルーズだったと語っています。各種新聞記事です。ルーズなお役所仕事に市の公金が食いつぶされた、こういう形です。理事長は8月3日付で「出捐金の取り扱いについて」という文書を市に送りつけ、全額返済できないと通告しました。そして、まことに申しわけのない仕儀とは相なりましたが、何とぞ格別のご理解を賜りますようお願い申し上げますなどと言っております。市民の公金を支出してきた以上、こんな一遍の文書で、はい、そうですかと応じるわけにはいかないはずですが、いかがですか。
 最後にミス伊勢志摩報償費です。このミスコンテストに男女共同参画社会を目指してほほえみプランまでつくっている自治体が、公金を支出する時代なんでしょうか。民間でやるのは、それはまたそういう問題です。しかし、これは市の男女共同参画プランに反していることです。この点についてもお答えをいただきたいと思います。

◎市民課長(中田隆光君) 戸上議員の2回目の質問にお答えします。
 自治会連合会の研修について、職員の同行についてでございますが、職員の同行につきましては、事務局を担当していることから、その事務処理のため同行しているものでございます。行き先につきましては、主目的を見定めた上で宿泊地等、役員会で決められておるところでございます。
 それから、人権施策推進団体への補助金でございますが、平成15年5月16日以後、「広報とば」で募集し、期限内に申請がありましたのは、部落解放同盟杉ヶ瀬支部のみでありました。予算額は40万円でありましたが、申請額が30万円でありましたので、30万円を交付決定したところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
◎商工観光課長(山本実君) 戸上議員の再度のご質疑にお答えをいたします。
 まず、1点目の社団法人発明協会の件についてでございますが、この件につきましては、新聞報道等で存じ上げております。ただ、三重県支部が行います第32回三重県発明工夫展におきましては、三重県及び津市が主催団体として入り、文部科学省、特許庁、中部経済運輸局、三重県教育委員会などが後援する形で実施がされておりまして、その支出についても募集要項の印刷費、受賞者に対する表彰費、展示会場の借り上げ料などの明細を確認し、三重県などの監査も実施されているなど、適切な処理がされておりますので、ご指摘の点はないものと考えております。
 なお、支出については、今後検討をさせていただきたいというふうに思っております。
 次に、三重県勤労者信用基金協会についてでございますが、三重県勤労者信用基金協会につきましては、これまで延べ4万7,700人、2,250億円の保証を行い、勤労者の融資保証機関として大きな役割を果たしてきたと考えております。融資に対する甘さというご指摘もございましたが、バブル崩壊後の我が国の社会経済状況も抜きには考えられないのではないかというふうに思っております。平成8年度以降の代位弁済増加に当たっては、平成12年に三重県、市町村、労働界、労働事業団体、労働金庫から成る経営検討特別委員会を設置し、これまでの利用状況、出捐金及び保証料、代位弁済の推移を分析した上で、代位弁済の未然防止のための特別チームの編成、勤信協自体の経費削減と経営体質の強化、長期分割払い出捐金の増額などを柱とする経営改善計画を平成12年度からスタートさせてまいりました。計画策定年度の代位弁済件数は53件と著しく減少したものの、平成13年以降、再び増加の傾向を見せ、現在に至っております。
 出捐金につきましては、1市町村の考えでは解決策となり得ないため、県内13市による三重県都市商工担当課長会議でも状況と対応策を協議してまいりました。細部についてはこれから進められます財団法人の解散に向けた清算業務の結果を見なければなりませんけれども、自己破産などによる代位弁済、現在利用をいただいている勤労者の補償移行に伴う補償補てんなど、債務の弁済に充てざるを得ず、残余財産は事実上なくなるとの予測が立てられておりますことから、ご指摘のように出捐金については返還されない見通しとなっております。ただ、商工労政における企業支援や勤労者の生活支援策のうち、特に要望の多くなる融資という支援策にはどうしてもリスクがつきまといます。
 よろしくご理解を賜りますようお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。
 3点目のミス伊勢志摩についてでございますが、ミス伊勢志摩の選定につきましては、伊勢志摩地域の自然や歴史文化、長い時間をかけてはぐくんできた風土など、この地域の豊かな資源を広く知らしめていける知識と、訪れていただく人々を温かく迎えれるもてなしの気持ちを備えた人になっていただくというふうに聞いております。ただご指摘のような意見があることもお聞きしておりますので、ミスコンテストという形式については、今後関係団体とも協議をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。

16番(戸上幸子君)まず、第1点目の補助金、負担金についてです。
 それぞれ答弁がありました。1回目で、平成17年度には南勢家畜防疫協会は廃止をするとか、そしてまた先ほどの答弁では発明協会も今後検討していきたい、コンテストのあり方についても検討していきたいと、そういう前向きというか当たり前ですけれども、そういうものもありました。しかし、言いわけに終始した答弁もありました。1つは自治会連合会の研修費ですけれども、これは事務局を持っているためというのでは、私の聞いた質問に対して答えていないですよね。なぜ、事務局を持たなければならないのかということを私は聞いているわけでしょう。全然かみ合っていないですよ。根拠を示してくださいと言っているわけですから。これ、どうしてなんですか。そして、人権施策の推進事業補助金、これについても私が交付規則違反ではないかと指摘したわけですね。それについては何も言わない。これどうなっているんですか。きちんと答弁していただきたいと思います。
 補助金、負担金の目的外支出というものは、まだまだ多くあります。市長はこれまで、徹底してむだを削ると何回も何回も口にしてきましたが、しかし実態はこうですね。市の行政組織、公金支出のあちこちがほころびかけているのではないかと。市長は一般質問への答弁でも、緊張感を持った行政運営だとか、行革の推進で徹底してむだを削るなどと言っていましたが、あちこちに問題があるということを、この15年度の決算の実態は示している、私はそう思います。そういうことを抜きにして、市民サービスだけカットするというような今の行革の方向は断じて許せないと私は思います。何かご意見があればおっしゃってください。

◎市民課長(中田隆光君) 自治会連合会の事務局をなぜ持たなければならないのかでございますが、自治会連合会は市民の皆さん方の一番の代表であり、行政との一番先頭に立って、いろいろと連携を図っていく立場にあるわけでございますが、その自治会連合会自体で事務局を持ってそれを運営していくというのは、ちょっといろいろ無理なところもあるんではないかと思うところでございます。そういうことから、市の方で事務局を持っていろいろ市民とのパイプ役をさせていただくというのが一番適当ではないかと考えているところでございます。
 それから、人権関係の補助金の関係ですが、規則違反ではないかということでございますが、私どもとしては規則違反はないととらえております。
 以上、答弁とさせていただきます。