冠水対策
2001年(平成13年)12月議会
◆12番(戸上幸子君) おはようございます。それでは、一般質問を行います。
ことしは21世紀最初の年でした。国民も鳥羽市民もこぞって景気回復と暮らしの向上を望みました。ところが、史上最悪の失業率が示すように一向に日は差しておりません。こうしたときこそ、住民生活と密着する地方自治体が防波堤とならなければならないと思います。ことしの流行語賞に「明日があるさ」が選ばれました。2002年の新春を市民が一縷の希望を持って迎えられるよう、市政の宿題となっている三つの問題について質問をいたします。市長の積極的答弁を期待いたします。
まず第1は、冠水対策についてです。
地方自治法は自治体が処理しなければならない要件21項目を基本原則として定めております。その冒頭に住民の安全を守る道路、用排水路の管理を挙げております。つまり、法は、市役所に対し、その第一義的仕事として住民の安全の確保をやらなければならない、こう義務づけているわけです。大雨や台風時に道路一帯が冠水し子供が流されそうになったり、市民が難儀している箇所があります。特に、大雨が降るたびに毎回通行どめになるところが6カ所あります。その中には、濁流の中を腰までつかって、ようやっと家にたどり着く、陸の孤島と言えるショウブ園付近もあります。私も現地へ行って、川と道路の区別が全くつかず、身の危険さえ感じたほどです。車を遠くにとめて台風の中、迂回路を歩かねばなりません。その改善は最優先課題、待ったなしの課題だと思います。市長はこれら冠水箇所の解消をいつまでに図るおつもりなのか、冠水箇所ごとの課題と予算、整備計画について具体策を明らかにしていただきたいと思います。
◎市長(井村均君) 戸上議員のご質問のうち、第1問目の冠水対策についてお答えします。
ことしは台風11、15号の影響や10月には2回の低気圧の通過に伴いまして、例年以上に多くの集中豪雨に見舞われてきました。また、降雨と満潮時が重なったこともありまして、大明東、西町や相差地区などの市内の一部で道路冠水が生じ、通行どめによって住民の皆様方には大変ご迷惑をおかけしました。これらの冠水対策に対する具体的な考え方につきましては、担当課長から答弁をさせます。
12番(戸上幸子君)課長から具体的には答弁がありました。大雨や台風のときに課長初め、担当課の職員、うちの近所のいつも通行どめになるところにも立っていただきまして、非常に頑張ってもらっております。また、もちろん、地元の消防団の皆さんも出動されて、見回りをしてもらっているわけです。しかし、基本は冠水解消をきちっと行うことだと私は思います。そういう意味で二つ、指摘をしたいと思います。今度は市長にお聞きしたいと思います。
市長、先ほど、ことしは台風やら豪雨が多くてというようなことをおっしゃられたわけですけれども、この6カ所というのは、去年やことしに起こったところではないわけですね。もう10年、20年選手、そういう箇所ばっかりです。私がまず1回目の質問でも言いましたように、最優先の課題ではないのかということです。その点で市長のきちっとしたお考えを聞いておきたいと思います。予算に限りがあるのは当然のことだと思います。しかし、この冠水対策に投じるお金はほんとに市民に役立つ生きる支出だと思います。例えば図書館前なんですけれども、ここも非常に冠水がひどかったです。しかし、ひだまりとの関連で道路整備が進んだ結果、もうすっかり解消しました。もう昔の苦情がうそみたいというような状況です。お金を使っても効果は上がっております。費用対効果でいえば、最高の比率です。住民も助かりますし、工事を請け負う市内業者にも仕事が回る、したがって雇用効果も生み出せるということで、こういう生活密着型の公共事業こそ、今やらなければならないのではないか、そういうことも私、痛感しております。来年度の予算でも、重点配分をすべきだと考えますが、いかがでしょうか、市長。
もう1点は、先ほど課長から6カ所の対策が述べられましたけども、付近住民はすべて来年やってくれと言っているのではありません。冠水解消に向けて市がどういうプログラムを持っているのか、つまりいつまでに解消できるのか、そういうめどをしっかり住民に示してほしいと、それを示すことは行政としてもう説明責任事項だと思うんですね。その点で、これまで住民の苦情を毎回のように寄せられながら、何らきちっとした答えが住民に示されるといったことはありませんでした。この2点で再度市長にお聞きしたいと思います。
◎市長(井村均君) 戸上議員の2回目の質問にお答えをいたします
まず、冠水の問題でありますが、私も最優先課題と考えておりますので、本年度実施しております冠水対策工事は、雇用促進住宅前のかさ上げ工事や大明西町の側溝改良工事、森崎村山線の酒井木工横水路の改修等の工事を行っているところであります。
2点目の冠水解消を図るための整備計画ですが、いずれにいたしましても多額の経費がかかりますことから、一度に市内の冠水解消を図ることは無理ですので、冠水箇所の原因や状況を把握するため、今後調査を行い、年次計画で排水ポンプの設置やかさ上げ側溝改修など、市道の安全確保に努めていきたいと考えております。
12番(戸上幸子君)市長は最優先課題と自分も思っていると、そのような答弁でした。その割には10年、20年放置されておりますし、今年度の事業も非常に不十分だと、私は言わざるを得ません。課長から各箇所についての見通しを聞きましたけれども、言ってもらうだけではだめなわけで、いつまでにやっていくのか、そういう点できちっと責任を持っていただきたいと思います。特に、来年度予算には重点配分をするよう、強く求めておきたいと思います。
ことしスタートの第4次総合計画の基本理念は、住んでいてよかった町です。昨日も笑顔と感動に出会う町という指摘がありましたが、住んでいてよかった町、大雨ごとの冠水、これの常態化はこの基本理念にマッチしないと思います。まさに最優先課題です。その点でもう一度、市長、しっかり考えていただいて全力で取り組んでいただきたいと思います。
それで、この冠水対策についてですが、行政としての説明責任事項ですので、各箇所について何年の見通しでやるのか、その点について明確にしていただきたいと思います。先ほどの答弁では非常にアバウトですので、いつまでに解消するつもりなのかということを明確にしていただきたいと思います。