鈴木宗雄問題に対する市長見解
2002年(平成14年)3月議会
◆12番(戸上幸子君) 一般質問を行います。
今、政界は宗男疑惑で激震しております。先ほども鈴木宗男議員証人喚問の日で、テレビ中継が行われておりました。国民は政と官の癒着のひどさを毎日、目の当たりにしています。中でも、怒りの矛先は私たち国民が苦労して納めた税金が私物化される利権構造のひどさに向けられています。事は国会議員だけの問題ではありません。徳島県知事の逮捕もありました。茨城県石岡市長も逮捕されました。いずれも公共事業への口ききによる贈収賄です。市民の血税を預かる仕事に携わる者としてあってはならないことです。行政側とともに、私たち一人一人の議員も他人事ではなく、みずから襟を正さなければならないと思います。
予算議会に当たり、まず冒頭、国民全体が注目しているこれらの問題に対して、市長ご自身はどんなご感想をお持ちか、お聞かせください。
◎市長(井村均君) 戸上議員のご質問にお答えする前に、今般のいろいろな不祥事についての市長の感想をということでありましたので、私の感想を述べたいと思います。
行政あるいは議会の国民や県民、市民を代表する者は、国民や県民、市民の幸せのために働いているわけでありまして、今般のような不祥事というものはあってはならないことだと、私を初めこの議場の皆さんもすべてがお思いのことだと思います。私自身も襟を正して、きちっとした市民への責任を果たしていきたいと、そういうふうな立場でこれまでもきましたし、今後もそういう予定でいきたいと、まず、そういうふうに冒頭にお答えをさせていただきます
市の不始末である税金の取りすぎを市民の公金で還付
2003年(平成15年)9月議会
◆16番(戸上幸子君) それでは質疑を行います。
まず第1点目です。
議案第46号、平成15年度鳥羽市一般会計補正予算、款2総務費、目2賦課徴収費、市税還付金及び還付加算金について質疑をいたします。
一般質問でも、同僚議員から行財政改革の断行について厳しい指摘がありました。市民は今、自分たちの血税の使途が大変安易だと怒りの声を上げております。ところが、今回の事件は、市の初歩的なミスによって血税を取り過ぎていたという、まさに言語道断の事態です。それでさえ市税が年々減少し、収納率も芳しくない中で、納税者の心理に与える否定的な影響は多大なものがあります。現在の税務課が過去の誤りを発見し、それを公表し、納税者に真摯な姿勢を示したことは、公務員として当然とはいえ市民の信頼を得る上で適切であったと評価をいたします。それを踏まえながら、今後の教訓として生かすために、以下4点について詳細をお聞きいたします。
まず第1点目です。議案として上程された還付額は10年間分です。これは時効があるためで、税務課から提出された資料を見ますと、フジタ第1マンションの場合、建築年は昭和56年です。翌年の課税から間違ったわけですから、21年間、間違い続けていたということになります。ところが、還付をするのは10年間分、半分の年月にも至りません。では、他と合わせて取り過ぎた総額は一体幾らになりますか。お答えをください。
2点目です。間違いを発見したのはいつ、どういう経過からでしたか。発見後、課はどういう内部検討をしましたか。その推移の詳細を聞きます。
3点目、還付加算金について、地方税法第17条の4項は、基本的に還付額に年7.3%の割合を乗じた額と定めております。今、銀行の定期でも利率は0.06%です。100倍以上の利率で、還付額の4分の1近い2,381万円もの貴重な財源を新たに支出しなければなりません。つめに火をともすようにして生活している市民から見れば、自分たちには何の責任もなく、税務課の初歩的未確認のため発生した被害の加算金までなぜ自分たちの公金で補てんをするのか、内心煮えくり返る思いをしております。市長、市は、責任を担う歴代課長などが連帯をして補てんすべき方途など、市民にしりぬぐいをさせない他のどんな対策を研究しましたか。具体的に紹介してください。
4点目、当該事件によって市民の信頼をなくし、市政への信用を大きく失墜させました。市長、これは地方公務員法第33条、信用失墜行為の禁止に該当し、処分対象になるのではありませんか。市長ら三役の減給処分だけが発表されておりますが、当時の関係課長らについて、その責任は問われて当然ですが、退職したからとか他の部署にかわったとか、一切不問ですか。一体どう考えているのですか。明確にお答えをいただきたいと思います。
16番(戸上幸子君)◆16番(戸上幸子君) 再度質疑をします。市長にお聞きいたします。
まず、第1点目なんですけれども、公金で補てんをする問題です。3点、再度お聞きします。
先ほどの課長の答弁で、市の間違いによる取り過ぎた総額は1億1,807万円、一方返すのは1億147万円ですから、これらの納税者は自分たちの財産1,660万円、7%の加算金を10年から20年にさかのぼれば倍近い額、恐らく3,000万円を上回ることだと思います。法的には時効が成立して10年分しか返還する義務が市にはないかもしれませんが、当事者にしてみれば怒りのはけ口をどこへ持っていけばいいのか、やりきれない思いだと思うんですね。418名のうち県内の方も65名いらっしゃるということでした。法的責任は免れるとしても、道義的な責任に時効はないわけです。市長は、この時効が働いて返還ができない人たちへの道義的な責任をどのような方法で補うおつもりなのか、お聞きしたいと思います。
次に、2点目です。還付の時期について再度聞きます。地方税法の第17条は過誤納金の還付について、地方団体の長は過誤納に係る徴収金があるときは遅滞なく還付しなければならない、こう定めております。先ほどの質問で、昨年9月から調査し、既にこの4月には是正しているということでしたけれども、遅滞なく還付との法に従い、また納税者への態度からしても、市長が専決をしてまず返し、本来この6月議会で議会報告し、審議されるというべき筋のものではなかったのか、なぜ今議会までおくれたのか、その点についてお聞きいたします。これが2点目です。
3点目、これ、肝心の補てんの問題です。先ほどの答弁を聞いておりますと、国家賠償法ですね、国家公務員の賠償法について、故意と重大な過失に当たらないというのが市の見解であるということなんですけれども、課長の詳細な説明を聞いておりますと、既に平成10年に本人から市に対して苦情があったわけですね。しかも、この15年度は固定資産税の評価替えの年でしたが、その3年前にも、この方が10年度に言ってきて、一回見直す機会があったわけですね。しかし、それもしなかったと。仮にですよ、全然ご本人からこういう苦情がなかったのならまだ許せますが、ご本人がこうやって市に苦情を言って、しかも滞納という事態まで陥っているのに課として対応しなかったということは、私は重大な過失に当たると思います。そう考えるのが妥当ではないですか。職員に対して注意するということですけれども、こんなこと注意してもらちが明きません。やはりきちっと個人責任をとらすことが必要なんですよね。今回の定例会では、またいつものように三役が1カ月10分の1カットということで責任をとるということでしたけれども、じゃ、それで幾ら市の金庫に戻るのかといえば、わずか21万8,500円ですよ。市の公金でしりぬぐいするのは2,381万円ですから、これ、たった100分の1以下なんですよ。責任とってると言いながら、とってないじゃないですか。ほかのお金は市民のお金なんですから。
本当にふだん財政が厳しいと言いながら自分たちのミスを市民にこういう形でかぶせるということに、市民である納税者、非常に怒っております。石原課長以前の歴代の税務課長、そして市の三役、これが全額賠償するのが、私は筋だと思います。そういう対応に市長は少しも気持ちが至らなかったのか、その点をお聞きしたいと思います。注意で済む問題ではありません。
16番(戸上幸子君)第1点目の公金での補てんの問題です。先ほど市長は、重大に受けとめてという発言をなさいました。私は、重大に本当に受けとめているのであれば、市が、たとえ法的には賠償責任はないという見解であったとしても、この点は私と違いますけれども、そういう見解であったとしても、でも、実際にはそうした事実が起こったわけですから責任はあるわけですね。その点を考えて、たとえこの2,381万円全部はできないとしても、過去の三役そして税務課長、経験者を回って、実態を話して、市は財政が厳しいんですから、自分の責任を果たしてもらうと。法的ではなくて、そういう方法で、やっぱり重大に受けとめているのであれば、市長が回ってそういうアクションを起こす、それでこそやっぱり市民の期待にこたえられるのではないでしょうか。何もそういったアクションを起こさないというのでは、市民としては、本当に行政改革だ何だと言っても納得できません。やはりこれからは個人責任を明確にすると、これなしに本当の市政改革はあり得ないと私は思っております。今からでも遅くないので、そうした対応を始めていただきたいと思います。
以上です。
桃取診療所医薬品管理ミス問題
2004年(平成16年)6月議会
◆16番(戸上幸子君) 一般質問を行います。
今、市民は市政の抜本改革を切望しております。市の財政運営が適正に執行されているかどうかの点検は、私たち議会に課せられた大事な仕事です。第1にむだ遣いや冗費はないのか。第2に支出を節約し、新たな財源を生み出す余地はないのか。もっと市民の暮らし向上のために投入できる市財政をふやす道はないのか。この二つの観点から財政運営を洗わなければなりません。
そこで、今議会では入札改革と医療費改革の2点を質問いたします。へき地診療所の経営健全化について質問をいたします。
本市のへき地診療所は長岡、鏡浦、神島、菅島、桃取、坂手の各診療所と石鏡分室の6診療所1分室の計7カ所あります。14年度決算報告によれば、その患者数は往診を含め、年間2万967人、延べ3万7,380人、関係地域住民は5,143人ですから、年間1人7.3回受診していることになります。文字どおり離島、長岡、鏡浦地域住民の命と健康を守る不可欠の存在としてその役割を果たしております。医療設備など十分とはいえない条件の中で、医師と看護師を中心とする診療所関係者の日夜の努力に対し、この機会に心からの敬意を表したいと思います。
同時に、経費の半分しか医療収入のない診療所もあるなど、経営の面から見れば是正しなければならない問題点も少なくありません。毎年数千万円に上る赤字は、一般財源の投入で穴埋めをしております。これらが市民の血税である以上、いかなる部門であれその使途について適正であるかどうかをチェックし、問題があれば正して、経営の健全化を進めるのが議会の役割です。
そこで、次の3点についてお聞きします。
1、へき地診療所は毎年多額の赤字を出しています。この補てんは一般会計で見ているわけですが、この10年間に総額どれだけになっていますか。
2、へき地診療所は、いわば市立の医療機関であり、経営の責任は市にあります。当然経営が健全に運営されているかどうかの分析が欠かせません。市はこれをしていますか。しているのであれば、現在の問題点の所在はどこにあると認識をしていますか。問題点を掌握していれば、その改善方針があるはずですが、どのようなもので、どう実行されていますか。
3、支出の4割を占める医薬材料費ですが、昨日、橋本議員が問題点を指摘し追及されましたので、私はそれと重複しない点だけお聞きします。医薬品の仕入れ数、使用数、在庫数について、担当課長は昨日、橋本議員に対して一部合わないところがあったと答弁しました。一部などと、さも小さい間違いかのように言いました。しかし、実際には桃取診療所から169種類、2万錠という驚くべき数の医薬品が消えているのではありませんか。
以上、明確にお答えください
16番(戸上幸子君) 答弁によりますと、この9年間の赤字総額4億5,000万円、毎年平均5,000万円ですね。赤字は一般財源から充当します。14年度決算では5,815万円で過去最高でした。16年度予算ではさらに増大すると見込んで、7,947万円、37%増を予算計上しております。赤字は今後もなおふえると予測され、へき地診療所の経営がこれでいいのか、分析検討を加えなければならない時期だと思います。赤字がすべて悪ではありません。小さな診療所の場合、やむを得ない場合もあります。これらを一般会計から補うのは当然必要なことです。しかし、その場合もそれが妥当かどうか、市民の理解を得るものでなくてはならない。本市は他市のように、特別会計ではなく一般会計に計上しているため、赤字の発生が市民の目に触れにくく、隠れた状態になっていますから、より一層きちんとしたチェックが必要です。
2点目に聞いた市の経営分析ですけれども、もう答弁を聞く範囲ではまともにやっておりません。私たち議会へもきちんとした経営分析の報告はありません。これではだめで、まずここから改める必要があるのではありませんか。どうするのかご答弁をいただきたいと思います。
3点目の医薬品の問題です。
先ほど私が1問目で質問しました桃取診療所から169種類、2万錠がなくなっているという問題ですが、これはあなた方が私どもの情報公開の開示請求に応じて出したものから集計をするとそういう数字になるということです。ですから、違うはずがないわけです。ここに健康課が作成した医薬品のロス表があります。これすべて情報公開で手に入れたものです。ロス表というのは、誤って破損したり落としたり、期限切れなどでロスになってしまった医薬品の品名と数量を記載した台帳です。医薬品の管理は医療機関にとっては最重要課題ですから、何をどれだけなくしたのか、どんな原因でロスになったのか、きちんと表にするというのはもうイロハのイで、医療機関ではどこでも作成するものです。
ここで一言言っておきたいわけですけれども、健康課長、また先ほどの助役の答弁でもそうですけれども、数え間違いやパソコンへの入力ミスがあったなどと、現場の看護師さんたちがさも間違ったかのような発言をしています。とんでもないことです。現場ではどうやって入力していますか、ご存じなんですか。入力票を見ますと、まずカルテに基づいて1品1品入力していくんです。入力は内用服、外用服、注射薬、この三つに分けます。それぞれマスター番号、名称、回数、数量、金額、頻度、累積頻度の項目を打ち込んでいきます。毎日やっています。看護師さんたちにとっても医薬品の扱いは極めて慎重です。現場の労働も、担当者の気持ちも知らないで責任転嫁したような発言が昨日から続いておりますが、謝っていただきたいと思います。数え間違いがあった、入力ミスがあったと断言されているわけですけれども、そうである以上、その事実をつかんでいるはずです。課長、どの診療所の、いつの、どの薬品が数え間違いしたんですか。また、入力ミスしたのはどの医薬品で、ミスの数量はどれだけですか。はっきりお答えください。
このロス表を見ますと、昨年9月からことし3月までの7カ月間に、桃取診療所から169種類、合計1万9,693錠が消えているわけです。どんな医薬品がどれだけ消えているのか、エクセラで1,654錠、セクトラール1,526錠、モラス1,354錠、クラリス1,408錠、アルサルミン1,017錠、ガスター940錠、すごい数字ですよ。以下ずっと続いております。
では、ほかの診療所はどうでしょうか。この桃取診療所はこんなに分厚いです。これ、ほかの診療所の合計です。長岡は9種類で97錠、神島は6種類で21錠、鏡浦は23種類で596錠、坂手が15種類で200錠、菅島は5種類で16錠。健康課長、けさの新聞報道を見ますと、あなたは各診療所、10錠前後の違いがあったなどと答えておりますが、10錠前後というのは菅島の16錠だけじゃないですか。桃取以外でも200錠、600錠という数ではありませんか。でたらめを言ってはいけませんよ。
桃取は2万錠ですね。破損や期限切れというのはどこでもあるものですけれども、桃取の数はロスとはいえない。意識的に操作しなければ発生しない膨大な数字ではありませんか。本来あり得ない数字ではありませんか。
しかもロス理由が問題なんです。鏡浦、坂手、菅島は理由がすべて記載されております。不明という記載は長岡が96錠、神島が12錠だけです。あとはすべてわかっています。ところが、桃取はこの2万近いロスのうち、理由がわかっているのはたった9錠です。あとはわからない。なぜなくなったかわからないと報告をしております。あなた方が報告しているんですよ、そういうふうに。1月に重大な事態がわかって、当然市は全力で解明したはずだと思いますね。なぜこんな事態が起きているんですか。5カ月間たちます。小さな診療所内の出来事ですから、真相はすぐわかったはずです。その解明結果をきちんと報告していただきたいと思います。
◎助役(森下幸穂君) 診療所の関係についてでございますが、一つには、経営分析をやってないというご指摘をいただいたわけでございます。6診療所1分室の使命としましては、やはり開業医がなかなか来てくれるような経営状態が望めないと。だだ、やはり市民の健康、医療のためには、ぜひとも診療所というものは必要だということで設置をしておるわけでございます。そういう面で黒字の体質に持っていくというのは非常に困難が予測をされるわけでございますが、かといって、じゃ、全く経営的なことを考えんでいいんかというと、そうではない。管理項目を定めまして経営改善への努力というものは今後進めてまいりたいと、こう考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
あと、ロス表に関する部分でございますが、戸上議員、情報公開で得られたロス表あるいは月別受け払い台帳兼月別在庫票、ここに、私の手元にもあるわけでございますが、この部分については、情報公開に対して公開を求められた日程が余りにも短かったということで、診療所から作成されたものをそのままコピーして提出をしてしまったということで、戸上議員お手持ちの月別受け払い台帳兼月別在庫票及びロス表については正しいものではないと言わざるを得ないということで、今先ほど申し上げましたように、これが診療所でつくった在庫票でございますが、今、事務方の方で最終チェックをかけて正しいものをつくっておるという、事務作業の最中ということで、先ほどの答弁ということでご容赦をいただきたいと思います。
(「ちゃんと出せ」の声あり)
はい。仕入れの部分につきましては、現在健康係の方で整理をしておりますが、物品購入決議書により仕入れ数量を再確認しております。また、使用の方につきましては、レセプトをもとにコンピューターから出された数字をもとに再度つくり直しをしておるという作業を行っておりまして、仕入れ数字、使用数字とも明らかに開きが生じておると。それが間違ったロス表の集計になって出てきておるということで、先ほど3月31日時点でのこの在庫票による数字と現品との違いにつきましては、304品目のうち109品目ということを説明させていただきましたが、錠剤の部分で43種類4,314票が符合いたしません。また、グラム表示の部分につきましては14種類334グラムが符合しないということで−−今のは内用薬でございます−−内用薬のうち水液なり包みの部分等もありまして、全体数字が先ほど言った数字ということで、細かい数字につきましては集計中であるということでご容赦をちょうだいいただきたいと思います。
以上におきまして、2回目の戸上議員に対する答弁とさせていただきます。
(何事か発言するものあり)
16番(戸上幸子君) 先ほどの助役の答弁ですね、情報公開した書類と今お手持ちのものが違うというのは一体どういうことなんですか。答弁になっていないじゃないですか。どういう理由で違うのか。二つ存在するということですか、ロス表が。全くわかりません。わからないままに3問目を続けたいと思います。
今回こういう事態が起きて5カ月たったわけですよね。小さな診療所の中だから、原因究明は進んだのかと、そういうことを言ったわけです。当然市として一生懸命それをやらなくてはいけないわけでしょう。でも、それについていろいろ、先ほどから聞いていますとパソコンの入力ミスだとか何だとかかんだとか、もう全く言いわけですよね。このきちっとした事実をしっかり見きわめて、それに対して抜本的にどう改善していくのか、そういう姿勢が全く見えません。それが残念でなりません。
今回の質問に当たって、各地の医療機関を調べました。例えば志摩郡管内の町立病院、薬1錠のロスも始末書を書いております。1錠でも始末書を書いているんですよ。鳥羽の場合は箱単位でしたから、今回コンピューター入力をするまでロス表というもの自体、ロス帳がなかったわけです、担当課で聞くと。そういうことをいいますと、箱単位やロス表がないということは、もう信じられないことだと、あきれちゃうわねと、こういうふうに町立病院の看護師さんは話してくれました。これほど医薬品に対する姿勢、厳格なものなんです。
市の対応について再度お聞きをしていきたいと思います。
健康課長は、4月1日から下村課長に異動がありました。普通なら前任の寺本課長から事態と調査解明の申し送りがあるはずです。ところが、現課長がこの事実を知ったのは、私の情報開示、情報公開開示申し込み書を見て−−、4月5日のことですけれども、この日に課の者に初めて聞いたときだと、そういうふうに言っております。すなわち申し送りがなかったということです。寺本課長、なぜ申し送りしなかったんですか。重大問題でしょ。申し送りをするほどのことでもないと判断していたんですか。それとも、公にならなければ、うやむやに済ますつもりだったんですか。しかも、現課長は私への情報公開当日−−4月16日ですけれども、それまでに何もしておりませんと、このことに関して、そういうふうに答えております。
こういう問題を重大問題だという認識があなた方には全くないんですか。薬は現金と同じだと答えたんでしょう。危機管理意識が全くないではありませんか。わずか7カ月間の間に2万錠も行方知れずになっている。悪用されたり、素人が誤飲すれば、住民の命にかかわる問題じゃありませんか。しかも、購入には市民の血税が投入されております。一体、市は、1月の事態発見から今日までどんな対応をしてきたのか、時系列で詳細に報告をしてください。これが第一の質問です。
さらに問題は、この発見が昨年10月、医薬品管理に初めてコンピューターを導入してからの判明だということです。それ以前はわからないわけです。9月分のロス量、1,908錠です。突然9月からロスするわけがないわけですよね。それ以前、一体いつからこんな不祥事が起きていたのか。報道によると助役は、盗まれたり紛失してもわからない状態だなどと言っております。重大極まりない話じゃないですか。半年前の話ですから、保存しているカルテと、健康課が保管している医薬品仕入れ台帳を照合すればすぐわかりますが、それやりましたか。少なくとも最低3年間分は調べて当然ですが、調査しましたか、どうですか。これが2点目です。お答えください。
3点目に、ロス表を見ますと、もう一つ驚くべき問題があります。薬が消えているだけでなく、逆に仕入れ台帳にない医薬品2万5,210錠がふえています。ふえていると記載されています。一体どこからふえたんですか。クラリス錠剤1,080錠ふえています。金額にして11万9,610円、セクトラール、何と一遍に2,500錠ふえています。ニュータロン1,473錠、29万3,200円分がふえています。合計で何と329回ふえているんです。
へき地診療所の間で足らない薬の応急の融通のし合いは、これはあります。それはこの医薬品移動簿というのがあって、ここに記載されているわけです。だから、ほかのへき地診療所から来たものではありません。医薬品の発注は健康課が一括して行います。どこからか紛れ込むというようなことはあり得ません。ところが、市が発注していない医薬品が、市が買った覚えのない薬品がどこからか桃取診療所の薬剤保管庫にある。起きてはならない事態ではありませんか。これはどういうことですか。3点目お答えください。
次に4点目ですが、昨日、担当課長は3月末できちんと在庫整理し、一致したと答弁しました。そうなると、どこからかふえていた2万5,000錠の薬の処理はどうしたんですか。帳簿にない大量の医薬品は捨てたんですか。現物はどう処理したのか、また帳簿上はどう整理して、あなた方の言う合わせた数字になったのですか、お答えください。本来きちっとしていれば、健康課が直接私に情報公開で出したとしても、それが違ってくるというようなことはあり得ないわけですよね。あり得ない答弁しているんですよ。二つあるということを言っているんですよ。私はこれらの問題は当然犯罪として刑事告訴すべき事案であると思いますが、この間、市には何の動きもありませんでした。市長、市としてどうするおつもりですか、お答えください。
それと、パソコンミスの問題がいろいろ言われておりますので、こういうことを紹介しておきたいと思います。私、このことについて調査した4月15日の情報公開の席上で、健康課はこう述べております。桃取診療所の看護師さんからロスがたくさん出ていると訴えられた。もう大変な様相で訴えられたそうです。このため、担当課は在庫の調査を命じた。そして、看護師だけではなくて、健康課からも行って、一緒に調べたと。その後、仕入れと使用量と在庫が合わない実態がこのとき初めてわかったんですね。これが1月の半ばのことだったわけです。診療所の看護師さんたちも大変悩んで、幾度も相談していたわけですね。これが情報公開の席で明らかになりました。まず、パソコンへ入力する前に、現場では使用した医薬品の量を出すわけです。そして在庫台帳と合わせます。それが合わない特定の日があるということだったわけです。
今回、私はこの問題を調査してみまして、担当課は事実を掌握していながら、何に遠慮しているのか、まるではれものにさわるように腰が引けております。担当課任せでは真相の究明もできませんし、経営改革の抜本化もできません。人事も停滞したり、その一方で突然配置がえするなど、問題があります。医薬品についても自治体病院はジェネリック薬品、単価が4割程度安い後発薬品ですけれども、これを導入しております。鳥羽市はこれもゼロです。親方日の丸で経営感覚、コスト意識がありません。私が調査した町立病院では、赤字を少なくするために、医薬品の在庫は可能な限り少なくして徹底管理し、経営努力していると。毎日そういうチェックのし合いをしているということですね。救急に使うものに関しては、毎日担当者が入れかわりますけれども、毎日数で把握していると。なくなったら一遍にわかると、このように言っておりました。市として外部監査も入れた診療所対策委員会を立ち上げ、全面的に点検するよう提案いたしますが、市長のご見解はいかがですか。
以上で、私の質問を終わります。きちっと答えてくださいね。
3月31日を起点として5月、6月と毎月チェックをし、ロスが出た場合は、そのロスに対してどう対処するかも含めて、方向づけを今やっておる最中ということでご容赦をいただきたいと思います。
以上で答弁とさせていただきます。
(「市長の見解を」の声あり)