土木・道路・建設

道路維持補修費の減額はなぜか

2003年(平成15年)3月議会

12番(戸上幸子君)道路維持補修工事費が前年度7,000万円から今年度6,000万円へ1,000万円も減りました。その理由は何ですか。詳しい説明を求めます。

◎建設課長(杉原俊雄君) 戸上議員ご質疑の議案第2号、平成15年度鳥羽市一般会計予算、款7土木費、項2道路橋りょう費、目1道路維持費、節15工事請負費の市道維持補修工事費につきまして、お答えいたします。
 ご承知のとおり、市道維持補修工事は、大変厳しい予算の中、各町内会からいただきました要望に基づきまして現地の確認を行い、危険なところや緊急性などを考慮しまして取り組んでいるところでございます。
 議員ご指摘の道路維持補修工事費1,000万円の減額につきましては、今年度から市道維持補修工事のほか、豪雨や地震対策関連工事を新たに追加したところによるものでございます。関連工事としましては、岩崎中之郷線の中之郷駅前からトンネルまでの間ののり面防護工事費に380万円、そして小浜町への唯一の幹線道路であります鳥羽小浜線の浜辺橋震災対策工事費に1,420万円の、合わせまして1,800万円を計上しております。したがいまして、工事請負費全体といたしましては前年度予算額7,000万円に対しまして、本年度予算額は市道維持補修工事費と震災対策関連工事費を合わせまして7,800万円を計上させていただいたところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。

12番(戸上幸子君) 先ほどの課長の答弁によりますと、今年度から地震対策をしていくということで、それとの関連で、6,000万円になったという答弁でした。しかし、これだけ防災対策が叫ばれている中で、地震対策は本来、別途の予算措置で対処すべきものだと思います。助役の本議会での予算説明では、財源を可能な限り市民生活を優先したと述べておりますが、市民生活に直結する道路維持費、これを1,000万円も減らしてしまった。とても優先したなどとは言えないのではないでしょうか。数年前にも、この道路維持費1,000万円減らしたことがありました。私だけではなくて、各議員から指摘、不満が続出しまして、結局は年度途中に補正で対応しました。
 そこで、再度伺います。国は今年度から国庫補助事業を見直して、生活道路である市町村道への補助を原則廃止しました。そのため新たに必要となる地方負担分を考慮して、当面5年間、自動車重量譲与税の譲与割合を引き上げました。市町村の道路財源である、自動車重量譲与税が5,700万円と前年に比べ1,100万円もふえたのは、この結果です。地方道路税にしても新たに300億円を県へ移譲し、合計930億円を県と市で1対1の配分をします。国や県は5年間は補助をふやすから、その間に維持補修整備を進めなさい、こういう方針であるのに、1,000万円を減らしてしまった。これは逆行ではありませんか。国の方向性となぜ逆の予算計上をしたのですか。明確にお答えをいただきたいと思います。

◎建設課長(杉原俊雄君) 戸上議員の再度のご質疑にお答えいたします。
 道路維持の補修工事費につきましては、道路パトロールや各町内会からの要望項目の中でも緊急性、必要性の高い維持工事費から、限られた予算内で最大の効果が得られるように努力をしているところでございます。
 また、地震防災対策強化地域に指定されましたことから、地震対策関連工事への取り組みも、道路、橋の維持管理上、重要な課題であると考えています。
 なお、道路維持の補修工事費につきましては、今後市民生活に影響を及ぼすような不測の事態が生じました場合には、補正予算での対応も含めまして考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたしまして答弁とさせていただきます。

12番(戸上幸子君)この予算は市民の安全を守り、快適な暮らしに役立つとともに、市内の中小建設土木業者の経営にも直接響く分野です。課長から補正対応のことも出ましたですけれども、6月補正で、少なくとも前年同額に戻し、さらに上積みするよう検討を求めておきたいと思います。